下水ガス

下水処理場で下水ガスをエネルギーに変換する。

下水ガス

どのような仕組みですか?

イニオのイェンバッハ・ガスエンジンは、下水処理場(WWTP)の運営者が排出許可要件を満たすために支払わなければならなかった、エネルギーコストの高騰に対するソリューションを提供します。当社のガスエンジンは、バイオソリッド処理用に嫌気性消化を使用するプラント内で、効率的かつ確実に下水ガスを電力に変換します。この行程はプラントに必要な電力の最大80%に応え、これにより熱源として化石燃料を燃やす必要がなくなります。

その仕組みとは?

このガスは自治体のWWTPからの嫌気性消化装置内で生成されますが、これには55%~65%のメタンガスが含まれ、通常500から600BTU/SCFの低位発熱量を有します。

素晴らしい可能性と結果

平均で25〜30MGDの処理廃水に対し、約1MWの電力をバイオソリッドから生成することができます。下水ガスを燃料とするいくつかの稼働中の設備によって、イニオソリューションの発電能力の可能性が示されています。

  1. オーストリアのチロル州では、J208とJ312の2台のイェンバッハ・ガスエンジンが、施設に必要なエネルギーの120%を満たし、余剰電力を地域の送電網に送ることで、電力と熱を供給しています。
  2. 2台のJ316エンジンは、オレゴン州ポートランドの施設に対し1.7MWの再生可能エネルギーを供給しています。この電気出力は、このプラントの電力需要の約40%を満たしています。
  3. スペインのコージェネレーションプラントでは、3台のイェンバッハJ620ガスエンジンを使用して8MWの電力を生産しています。これは標準的なバイオガスプラントの4倍以上です。
  4. チリのサンティアゴ・ベイスンにあるプラントでは3台のJ620を追加することで、電力の最大60%を再生可能エネルギーで対応できるようになりました。

特徴 & メリット

  • LEANOXコントロールにはターボ過給バイパス機能を備え、適正な空気対ガス比を実現することで、安定したエンジン稼働を維持しながら排出ガスを減少させます。
  • 最大43%の電気効率によって公共の送電網からエネルギーを購入する必要が減少します。
  • 充実したモニタリング機能には遠隔モニタリングが含まれ、高い信頼性が生まれます。
  • メンテナンスの間隔は、主要なオーバーホールで60,000時間、シリンダーヘッドで30,000時間となり、メンテナンス費用を削減することができます。
  • シームレスなデュアルフューエルミキシングにより、必要に応じて天然ガスを補充することでガスの生産量の変動を緩和します。
  • 高出力エンジン密度により、必要なスペースや設置コストが削減されます。
  • 低振動エンジンのため、建物への影響はほとんどありません。

当社エキスパートがいつでもお客様をサポートします

お客様のビジネスニーズが、オンサイト発電ソリューション、電力供給、エネルギーコスト削減でも、ローカルグリッド/利用者への売電であっても、イニオの各地域のエキスパートはお客様に最もふさわしいソリューションについてアドバイスします。

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  • お客様のプロジェクトを推進するオプション:購入、融資、リース、サービスプロバイダー(ESCO、BOOなど)との連係
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